🚀 Agentforce代理サーバーガイド
Agentforce代理サーバーは、SalesforceとGitHubの操作を簡素化し、効率的に管理できるようにするツールです。このガイドでは、環境変数の設定、GitHubへの変更のプッシュ、Salesforceの設定など、必要な手順を詳しく説明します。
🚀 クイックスタート
環境変数の設定
環境変数を設定するには、以下の手順に従ってください。
- ターミナルを開きます。
- 次のコマンドを実行します。
source ~/.bash_profile
GitHub プッシュスクリプトの使用
GitHubへの変更のプッシュを簡素化するために、便利なスクリプトを用意しています。以下の手順で操作してください。
- スクリプトに実行権限を付与します。
chmod +x github_push.sh
- スクリプトを実行します。
./github_push.sh
このスクリプトは、以下の操作を実行します。
- システムにGitがインストールされているかを確認します。
- 敏感なファイル(
.env
など)がGitHubにプッシュされないようにします(これらのファイルは.gitignore
に追加されています)。
- ユーザーにGitHubリポジトリのURLを入力するように促します。
- Gitリポジトリを初期化するか、リモートリポジトリのURLを更新します。
- コミットするファイルを表示し、ユーザーに確認を求めます。
- コミットメッセージを自動生成し、変更をプッシュします。
📚 ドキュメント
詳細な手順説明
Connected Appの作成
- 管理者アカウントでSalesforce組織にログインします。
- 「設定」にアクセスします。
- クイック検索バーに「App Manager」と入力し、クリックして移動します。
- 「新しい接続アプリ」をクリックします。
- 基本情報を入力します。
- アプリケーション名:例えば「Agentforce MCP統合」
- API名:自動的に入力されます。
- 連絡先メールアドレス:あなたのメールアドレスを入力します。
- OAuth設定オプションを有効にします。
- コールバックURLを
https://localhost/oauth/callback
に設定します。
- 「選択したOAuthスコープ」で、以下を追加します。
- ユーザーデータを管理する(api)
- いつでもリクエストを実行する(refresh_token, offline_access)
- 「保存」をクリックします。
- 接続アプリの詳細ページで、「消費者キー」(Client ID)を記録します。
- 「表示」の横にある「消費者シークレット」(Consumer Secret)をクリックして、クライアントパスワードを取得します。
エージェントIDの取得
- Salesforce組織にログインします。
- 「Einstein Agent Builder」に移動します。
- 使用するエージェントを選択します。
- ブラウザのアドレスバーのURLを確認します。形式は
https://your-salesforce-instance.lightning.force.com/lightning/r/Agent__c/0XxXXXXXXXXXXXXX/view
です。
- 18文字のID(
0XxXXXXXXXXXXXXX
など)を抽出し、エージェントIDとして使用します。
Salesforce My Domain URLの取得
- Salesforce組織にログインします。
- 「設定」にアクセスします。
- クイック検索バーに「My Domain」と入力し、クリックして移動します。
- 表示されるドメイン名(
DOMAIN-NAME.my.salesforce.com
)を確認します。
- このURL(「https://」のプレフィックスを除く)を
.env
ファイルに使用します。
組織IDの取得
- Salesforce組織にログインします。
- 「設定」にアクセスします。
- クイック検索バーに「会社情報」と入力し、クリックして移動します。
- 「組織ID」フィールドを確認します。これがあなたのSalesforce組織のIDです。
- これは15または18文字の文字コードになります。
注意事項
⚠️ 重要提示
- サーバーはメッセージ交換のシーケンス番号を自動的に管理します。
- 各メールアドレスは認証とセッション状態を維持します。
- すべてのAPIインタラクションはデバッグ用に記録されます。
トラブルシューティング
問題が発生した場合は、以下の項目を確認してください。
- 認証失敗:接続アプリの設定が正しいことを確認します。
- エージェントIDの取得エラー:Einstein Agent BuilderのURLを確認します。
- 組織IDのエラー:会社情報ページで確認します。
- コールバックURLの問題:正しいローカルコールバックアドレスが設定されていることを確認します。
スクリプトの例
設定ファイルのパスの例
export AGENTFORCE_HOME=/path/to/agentforce-server
export ENV=development
$AGENTFORCE_HOME/bin/start.sh
github_push.shスクリプトの使用
- 実行権限を付与するコマンドを実行します。
chmod +x github_push.sh
- スクリプトを実行します。
./github_push.sh
GitHubリポジトリのURLを入力するように促されたら、入力すると、スクリプトが残りの手順を自動的に処理します。
完全なガイド
1. 環境の準備
- オペレーティングシステム:Linux/MacOS/Windows(LinuxまたはMacOSの使用を推奨)
- Javaバージョン:JDK 8以上
- Gitツール:Windowsの場合はGit for Windowsをインストールすることをおすすめします。
2. インストール手順
ソースコードのダウンロード
git clone https://github.com/agentforce/server.git
cd server
環境変数の設定
~/.bash_profile
ファイルを編集し、以下の内容を追加します。
export AGENTFORCE_HOME=$(pwd)
source ~/.bash_profile
依存関係のインストール
プロジェクトディレクトリに移動して、次のコマンドを実行します。
mvn clean install
3. 実行ガイド
サーバーの起動
cd $AGENTFORCE_HOME/bin
./start.sh
サーバーの停止
cd $AGENTFORCE_HOME/bin
./stop.sh
4. その他のツールの使用方法
github_push.shスクリプトの使用
このスクリプトは、ローカルリポジトリをGitHubにプッシュするのに役立ち、特に新しいプロジェクトの初期化に適しています。
操作手順
- スクリプトをプロジェクトのルートディレクトリに追加します。
wget https://raw.githubusercontent.com/agentforce/server/master/bin/github_push.sh
- 実行権限を付与して実行します。
chmod +x github_push.sh
./github_push.sh
パラメータの説明
- このスクリプトには追加のパラメータは必要ありません。Gitの設定を自動的に検出します。
- リポジトリのURLを入力するように促されたら、入力すると、自動的にプッシュが完了します。
5. よくある質問
Q: SSH接続の問題はどう処理すればいいですか?
A: ローカルにSSHキーが生成されていることを確認し、GitHubのSSH Keys設定に追加します。以下のコマンドを実行してテストします。
ssh -T git@github.com
Q: プッシュに失敗した場合はどうすればいいですか?
A: ネットワーク接続を確認し、リポジトリのURLが正しいことを確認してから、スクリプトを再実行します。
6. 完全な例
git clone https://github.com/agentforce/server.git
cd server
echo 'export AGENTFORCE_HOME=$(pwd)' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
mvn clean install
cd $AGENTFORCE_HOME/bin
./start.sh
上記のコマンドを実行すると、Agentforce代理サーバーが正常にデプロイされ、起動します。